2016年04月08日

今週の注目感染症 平成28年・13週(3月28日~4月3日)

・インフルエンザ
インフルエンザの定点当たり報告数は、第12週20.6人から第13週19.8人とやや減少しましたが、依然として県全体で警報レベル(基準値:定点当たり30人以上、継続は10人以上)となっています。
引き続き、県内全ての保健所で警報レベルとなっており、四国中央保健所、西条保健所、八幡浜保健所では報告数が前週より増加しました。
学校等における集団発生(学級閉鎖等)はありませんでした。
迅速検査の結果は、第13週に型別が判明した症例の88%がB型でした。
感染予防・感染拡大防止のため、咳エチケット、外出後の手洗いなどを心がけ、症状のある方は早めに医療機関を受診しましょう。

・RSウイルス感染症
県内の定点当たり報告数は、第12週0.2人から第13週0.2人と横ばいで推移しています。
感染予防のため咳エチケット*や手洗いを励行しましょう。また、乳幼児がいるご家庭や保育園などの集団生活では、ドアノブ、手すり、おもちゃなど、手が触れる場所の消毒(アルコール消毒など)が有効です。

・感染性胃腸炎
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第12週7.6人から第13週7.7人と横ばいで推移しました。
感染予防のため、外出後や調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水でしっかりと手を洗いましょう。
患者の嘔吐物やふん便を処理する際には使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)で処理しましょう。処理をした後は、液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(平成28年4月8日更新)