2021年12月24日
今週の注目感染症
第49週・50週
(2021年12月6日~2021年12月19日)
-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
年末年始は人の往来や会食の機会が増え、感染するリスクが高まりますので、より一層感染回避行動を徹底しましょう。
人が集まる場所では定期的な換気を行い、会食はルールを守って実施しましょう。
少しでも体調不良がある場合は、あらかじめかかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。
『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら
発生動向の概況
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は、第49週1.0人、第50週1.2人と横ばいで推移しています。
この感染症の主な症状は発熱、全身倦怠感、咽頭痛などですが、肺炎や髄膜炎などの合併症をおこすこともあります。
例年、冬と春から初夏にかけて患者数が増加する傾向がありますので、うがいや手洗いを励行し感染予防に努めましょう。
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第49 週5.9 人から第50 週10.1 人と急増しました。特に西条保健所、八幡浜保健所で顕著です。
冬から春にかけてウイルス性の感染性胃腸炎が増加する傾向がありますので、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用し、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)で消毒しましょう。
手足口病の定点当たり報告数は、第49 週2.0 人から第50 週1.6 人と減少しましたが、西条保健所では急増し、多発しています。
この感染症は乳幼児を中心に流行し、患者の鼻やのどの分泌物のほか、便、水疱内容物などによって感染が広がります。
感染予防のため、液体せっけんと流水での手洗いを励行するとともに、タオルやコップの共用は避けましょう。
【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2021年12月24日更新)