2017年11月20日

今週の注目感染症 平成29年 第44・45週 (10月30日〜11月12日)

・インフルエンザの報告数は、第 44 週 28 例(A 型 23 例、B 型 1 例、不明 4 例)、第 45 週 20 例(A 型 10 例、B 型 4 例、不明 6 例)と東予、中予地域で散発しています。
これからの流行期に備え、ワクチン接種や咳エチケット、外出後の手洗いなど感染予防を心がけましょう。

・感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第 44 週 6.8 人から第 45 週 9.8 人と増加しました。
地域別にみると松山市保健所でやや多くなっており、愛媛県と松山市は、11 月 7 日付で「ノロウイルス食中毒注意報」を発令しました。
感染予防のため、調理・食事の前やトイレの後は、液体せっけんと流水でしっかりと手を洗いましょう。
また、患者の嘔吐物やふん便を処理する際には、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用し、処理後も十分に手を洗いましょう。

・手足口病の定点当たり報告数は、第 44 週 2.6 人、第 45 週 2.4 人と横ばいですが、過去 10 年の同時期と比較するとやや多い状態です。
地域別にみると八幡浜保健所で多発し、西条保健所で多くなっています。感染予防のため、手洗いを励行するとともにタオルやコップの共用は避けましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(平成29年11月17日更新)