2017年07月21日
今週の注目感染症 平成29年 第27・28週(7月3日~7月16日)
・咽頭結膜熱の定点当たり報告数は、第 26 週 0.3 人から第 27 週 0.8 人、第 28 週 0.9 人と増加しており、今治保健所で多発しています。
・手足口病の定点当たり報告数は、第 27 週 9.5 人から第 28 週 12.7 人と急増し、県内全域で多発していますので、今後の動向に注意してください。
・ヘルパンギーナの定点当たり報告数は、第 27 週1.4 人から第 28 週 1.9 人と増加し、八幡浜保健所、宇和島保健所で多くなっています。
夏季に流行するこれらの疾患は、患者の鼻やのどの分泌物のほか、便、水疱内容物によって感染が広がります。
感染予防のため、手洗いを励行するとともにタオルやコップの共用は避けましょう。
・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の届出が 1 例(宇和島保健所管内在住)と日本紅斑熱の届出が 2 例(松山市保健所管内在住、宇和島保健所管内在住)ありました。
マダニの活動が活発になる時期ですので、マダニに咬まれないように十分注意しましょう。
・後天性免疫不全症候群の届出が 4 例と梅毒の届出が 3 例ありました。
これらの疾患は性行為での感染がほとんどです。
感染予防に対する正しい知識を持ち、早期に発見することが大切ですので、不安のある方は、県内各保健所で実施している電話相談や無料・匿名検査をご利用ください。
【愛媛県感染症情報センターより参照】
(平成29年7月21日更新)