2021年08月27日

今週の注目感染症 第32週・33 週 (2021年8月9日~2021年8月22日)

- 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ -
 愛媛県において8 月27 日時点で報告された新型コロナウイルス感染者は4,457 人となりました。
本県では、松山市をはじめ、県内で感染が拡大していることから、8 月20 日には「まん延防止等重点措置」の適用を受け、感染拡大防止のための対策に取り組んでいるところです。
県民の皆様には、①不要不急の外出の自粛、②県外及び松山市との不要不急の往来の自粛、③ルールを守った会食など、感染回避行動を徹底していただくとともに、発熱等の症状がある場合は、あらかじめ、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 RS ウイルス感染症の定点当たり報告数は、第32 週8.3 人から第33 週7.6 人と減少しましたが、依然として県内全域で多い状況が続いており、注意が必要です。
この疾患は、2 歳以下の乳幼児を中心に流行し、主な症状は発熱や鼻汁、咳などですが、特に6 ヶ月未満の乳児では重症化することがあります。
感染予防のため、液体せっけんと流水での手洗いを励行しましょう。
 腸管出血性大腸菌感染症の届出が9 例ありました。
この感染症の原因菌は、ベロ毒素を産生する病原大腸菌で、この菌に汚染された食物などを経口摂取することによって感染します。
少量の菌でも感染し重症化することがありますので、小児や高齢者など抵抗力の弱い方は特に注意が必要です。
調理前、食事前など、こまめに液体せっけんと流水での手洗いを励行しましょう。
食肉を使った料理をする際は肉の中心部までしっかり加熱(75℃で1 分間以上)しましょう。
下痢、腹痛、血便などの症状がある場合は早めに医療機関を受診してください。
また、8 月23 日から細菌性食中毒注意報が発令されています。
細菌が増えやすい高温・多湿の気象条件が続いているため、食品や調理器具等の取扱いには十分注意しましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2021年8月27日更新)