2020年05月18日

今週の注目感染症 第17・18・19 週 (2020年4月20日~2020年5月10日)

- 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ -
 愛媛県内において、 4月24日時点で報告された新型コロナウイルスの感染者は47名となっています。
風邪の症状や 37.5℃以上の発熱が 4日以上(高齢者や妊婦、基礎疾患等のある方は 2日程度)続いて いる、または強いだるさや息苦しさがある場合は、「帰国者・接触者相談センター(089-909-3483) 」 に連絡してください。
県民の皆様には、①うつらないよう自己防衛! ②うつさないよう周りに配慮! ③県外や不要不急の外出自粛!の徹底をお願いします。
詳しくは、県ホームページ >>詳細はこちら をご確認ください。

発生動向の概況
第19 週は大型連休で多くの医療機関の休診日が増えたため、ほとんどの疾患で報告数が減少しています。

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は、第 17 週1.1 人、第 18 週1.2 人、第 19 週0.7 人となり、 地域別にみると、中予保健所でやや多い状態です。
この疾患は冬季と春から初夏にかけて増加する傾向がありますので、うがい、手洗いを励行し感染予防に努めましょう。

 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第17 週2.3 人、第18 週2.3 人、第19 週1.1 人でした。
感染予防のため、 調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
また、患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用しましょう。

 日本紅斑熱の届出が 1例(宇和島保健所管内在住)ありました。
この疾患は、マダニが媒介する感染症で、早 期に適切な治療を受けることが極めて重要です。
野山に出かけた後に発熱や発疹などの症状が出たら、速やかに 医療機関を受診しましょう。
野山や畑、草むらなどに入る場合は、肌が露出しない服装(長袖、長ズボン、足を 完全に覆う靴、帽子、手袋等の着用)を心がけ、マダニに効果のある防虫スプレー(ディート含有)を使用する など、マダニに咬まれないよう十分注意しましょう。
また、野山等での作業後は入浴し、付着したダニを洗い流 しましょう。
咬まれていた場合は、無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科等)で処置してもらいましょう。


【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2020年5月15日更新)