2017年05月29日
今週の注目感染症 平成29年 第19・20週(5月8日~5月21日)
・インフルエンザの定点当たり報告数は、第 19 週 0.9 人、第 20 週 1.0 人と散発程度の発生となりましたが、学
校等における集団発生(学級閉鎖等)の報告が第 20 週に 1 施設からありました。引き続き咳エチケットや外出
後の手洗いなど、感染予防に努めましょう。
・手足口病の定点当たり報告数は、第 18 週 0.8 人から第 19 週 1.6 人、第 20 週 2.1 人と増加しています。
地域別にみると、西条保健所で多発し、四国中央保健所でやや多くなっています。
感染予防のため、手洗いを励行するとともに、タオルやコップの共用は避けましょう。
・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の届出が 2 例(宇和島保健所管内在住、八幡浜保健所管内在住)と、日本
紅斑熱の届出が 1 例(中予保健所管内在住)ありました。
これらの疾患は、マダニが媒介する感染症です。野山、畑、草むらなどに入る場合は、肌が露出しない服装(長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋等の着用)を心がけ、マダニに効果のある防虫スプレー(DEET 含有)を使用するなど、マダニに咬まれないよ
う十分注意しましょう。また、マダニに咬まれた場合は、無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科等)で処置してもらいましょう。各保健所に相談窓口を開設していますのでご利用ください。
【愛媛県感染症情報センターより参照】
(平成29年5月26日更新)