2021年07月09日
今週の注目感染症 第25週・26週 (2021年6月21日~2021年7月4日)
- 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ -
愛媛県内において、7 月9 日時点で報告された新型コロナウイルス感染者は2,755 人となりました。
現在、愛媛県は「感染警戒期」となっています。
『①飲酒を伴う懇親会等、②大人数や長時間に及ぶ飲食、③マスクなしでの会話、④狭い空間での共同生活、⑤居場所の切り替わり』の5 つの場面に注意し、感染予防に努めるとともに、まん延防止等重点措置地域等(緊急事態宣言地域を含む)との不要不急の往来や出張等の自粛をお願いします。
発熱等の症状がある場合、あらかじめ、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。
『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら
発生動向の概況
RS ウイルス感染症の定点当たり報告数は、第25 週2.6 人から第26 週4.6 人と急増しました。
地域別にみると、西条保健所、今治保健所で多い状況です。西条保健所の定点当たり報告数は、2003 年の報告開始以降最多の17.5人となっています(2019 年第37 週と同数)。
この疾患は、2 歳以下の乳幼児を中心に流行し、主な症状は発熱や鼻汁、咳などですが、特に6 ヶ月未満の乳児では重症化することがあるため注意が必要です。
感染予防のため、液体せっけんと流水での手洗いを励行しましょう。
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第25 週8.5 人から第26 週7.7 人と減少しました。
引き続き感染予防のため、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
また、患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用しましょう。
梅毒の届出が4 例ありました。
2021 年の県内の届出数は40 例となり、感染症法が施行された1999 年以降最多となった2019 年の同時期の届出数より多い状況です。
この疾患の原因菌は梅毒トレポネーマで、大部分は性行為により感染します。
感染予防に対する正しい知識を持つとともに、早期発見のため、不安のある方は県内各保健所で実施している電話相談や無料・匿名検査をご利用ください。
また、梅毒に感染したと分かった場合は、周囲で感染の可能性のある方(パートナー等)にも検査を勧め、必要に応じて一緒に治療を行うことも重要です。
【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2021年7月9日更新)