2017年02月03日

今週の注目感染症 平成29年 第2・3週(1月9日~1月22日)

・インフルエンザの定点当たり報告数は、第 2 週 16.2 人から第 3 週 29.4 人と急増しました。
全ての地域で増加し、第 2 週に今治保健所、第 3 週に西条保健所で警報レベル(基準値:定点当たり 30 人以上、継続は 10 人以上)となるなど、本格的な流行期に入っています。
学校等における集団発生(学級閉鎖等)の報告は、第 3 週に県内全保健所(総数 15 施設)からありました。
ウイルスの型別は、A 型が主流です。
今後、更なる患者数の増加が懸念されますので、感染予防・感染拡大防止のため、咳エチケット、外出後や食事の前の手洗いなどを心がけましょう。
また、症状のある方は、早めに医療機関を受診しましょう。

・感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第 2 週 12.8 人から第 3 週 13.6 人とやや増加しました。
地域別にみると、西条保健所で多発し、今治保健所、松山市保健所、八幡浜保健所でもやや多い状態です。
感染予防のため、外出後や調理・食事の前、トイレの後は、液体せっけんと流水でしっかりと手を洗いましょう。
また、患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用しましょう。

・水痘(入院例)の届出が1例ありました。
この疾患は、小児によくみられますが、成人が発症すると重症化するリスクが高いと言われています。
予防にはワクチンの接種が有効です。
予防接種を希望される方は、お住まいの市町の予防接種担当課へお問い合わせください。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(平成29年1月27日更新)