2017年04月24日

今週の注目感染症 平成29年 第14・15週(4月3日~4月16日)

●インフルエンザ
インフルエンザの定点当たり報告数は、第 14 週 3.5 人から第 15 週 2.6 人に減少しています。学校等における
集団発生(学級閉鎖等)の報告はありませんでした。ウイルスの型別は、B 型の割合が第 14 週 11.9%、第 15
週 24.5%と増加しています。感染予防のため、引き続き咳エチケットや外出後の手洗いなどを心がけ、症状の
ある方は、早めに医療機関を受診しましょう。

●流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の定点当たり報告数は、第 14 週 1.4 人から第 15 週 2.3 人と増加し、例年より
多い状態が続いています。地域別にみると、四国中央保健所、西条保健所で多くなっています。感染予防には
予防接種が有効で、1 歳以上を対象に任意で接種することができます。

●梅毒
梅毒の届出が 1 例ありました。全国的にも患者数が増加しており、本県でも同様の傾向です。この疾患の原因
菌は梅毒トレポネーマで、大部分は性行為により感染します。感染予防に対する正しい知識を持つとともに、早
期発見のため、県内各保健所で実施している電話相談や無料・匿名検査をご利用ください。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(平成29年4月21日更新)