2022年10月14日

今週の注目感染症
第39週・40週
(2022年9月26日~2022年10月9日)

-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
 県内の新型コロナウイルス陽性者の報告数は、第39 週2,269 人、第40 週2,029 人と依然として多い状況です。
秋祭り等のイベントへ参加する際には、主催者が求める注意事項を順守し、場面に応じてマスクを着用するなど基本的な感染対策を徹底しましょう。
また、秋祭り後の打ち上げ等の場面でも、大人数、長時間を避けるといった会食ルールの順守にご協力をお願いします。
医療機関を受診する場合は、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」へ事前に電話相談し、案内に従って受診してください。
なお、症状が軽い場合はできる限り平日・日中に受診するなど、適切な医療受診及び適正な救急車の利用をお願いします

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
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発生動向の概況
 RS ウイルス感染症の定点当たり報告数は、第39 週2.1 人、第40 週2.0 人と横ばいで推移しています。
地域別にみると、四国中央保健所で急増し多い状況です。
また、西条保健所でもほかの保健所に比べ多い状況が続いています。
2 歳以下の乳幼児を中心に流行する疾患ですが、2020 年以降3 歳児の患者の割合が増加しており、2022 年は20.0%となっています(2010~2019 年平均:10.1%)。
感染予防のため、子どもが日常的に触れる手すりやおもちゃなどは、こまめにアルコール等の消毒剤で消毒し、液体せっけんと流水での手洗いを励行しましょう。
乳児が感染すると重症化しやすいため、日常的に乳児に接する方で咳等の症状がある場合はマスクを着用し、可能な限り乳児との接触を避けましょう。
 手足口病の定点当たり報告数は、第39 週1.1 人から第40 週1.8 人と増加しました。
地域別にみると、中予保健所で急増し多い状況のほか、今治保健所でもやや多い状況です。
患者の鼻やのどの分泌物のほか、便、水疱内容物などによって感染が広がりますので、液体せっけんと流水での手洗いを励行し、タオルやコップの共用は避けましょう。
 日本紅斑熱の届出が4 例(宇和島保健所管内在住)ありました。
この疾患はマダニが媒介する感染症で、マダニの活動が活発となる春から秋にかけて患者が多くなる傾向があります。
行楽シーズンを迎えますので、マダニの生息場所である野山や畑、草むらなどに入る際は、肌が露出しない服装を心がけ、マダニに効果のある防虫スプレー(ディート含有)を使用するなどマダニに咬まれないよう十分注意しましょう。
咬まれた場合は、絶対にマダニを引き抜かず、そのままの状態で医療機関(皮膚科等)を受診し、処置してもらいましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2022年10月14日更新)