2020年02月20日
今週の注目感染症 第5・6 週 (2020年1月17日~2020年2月9日)
- 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ -
新型コロナウイルス感染症は、我が国においても患者が確認されていますが、現在、国内で広く流行が認められている状況ではありません。
県民の皆様には、過剰に心配することなく風邪やインフルエンザが多い時期であることを踏まえて、マスク着用等の咳エチケットや手洗いの徹底など、通常の感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
中華人民共和国湖北省または浙江省から2 週間以内に帰国・入国された方あるいはこれらの方と接触された方で、咳や発熱等の症状がある場合などは、お住まいの住所を管轄する保健所の「帰国者・接触者相談センター」に連絡してください。
詳しくは、県ホームページをご確認ください。
発生動向の概況
インフルエンザの定点当たり報告数は、第5 週17.0 人から第6 週11.8 人と急減しましたが、引き続き注意報レベル(基準値:定点当たり10 人以上)となっています。
地域別にみると、西条保健所で警報レベル(基準値:定点当たり30 人以上、継続は10 人以上)が継続しています。
感染予防・感染拡大防止のため、咳エチケットや外出後の手洗いなどを心がけ、症状がある方は早めに医療機関を受診しましょう。
レジオネラ症の届出が1 例ありました。
この疾患は、レジオネラ属菌に汚染された循環式浴槽水や噴水、加湿器から発生するエアロゾル(目に見えないほどの細かい水滴)、塵埃等を吸い込むことで感染し、肺炎等を引き起こすことがあります。
高齢者や免疫力が低下した人は、急激に重症化し死亡することがあるため、早期治療が重要です。
全身倦怠感、頭痛、筋肉痛などの初期症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
ヒトからヒトへの感染はありませんが、感染予防のため、エアロゾルの発生する高圧洗浄機、粉塵の発生する腐葉土等を取り扱う際にはマスクを着用しましょう。
【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2020年2月14日更新)