2017年12月08日

今週の注目感染症 平成29年 第46・47週 (11月13日〜11月26日)

・インフルエンザの報告数は、第 46 週 54 例(A 型 44 例、B 型 0 例、不明 10 例)、第 47 週 207 例(A 型 189 例、B 型 3 例、不明 15 例)と増加しています。
学校等における集団発生(学級閉鎖等)の報告は3施設からありました。
感染予防のため、咳エチケットや外出後の手洗いなど感染予防に努めましょう。

・感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第 46 週 11.1 人、第 47 週 11.4 人と横ばいで推移しました。
地域別にみると、四国中央保健所、西条保健所、今治保健所、松山市保健所で多くなっています。
11月7日付で「ノロウイルス食中毒注意報」が発令されています。
調理と食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水でしっかりと手を洗うなど、感染予防に努めましょう。
患者の嘔吐物やふん便を処理する際には使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用し、次亜塩素酸ナトリウムで処理しましょう。
処理をした後は、液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。

・手足口病の定点当たり報告数は、第 46 週 2.0 人から第 47 週 1.5 人と減少しました。
地域別にみると、四国中央保健所、西条保健所、八幡浜保健所、宇和島保健所でやや多い状態です。
液体せっけんを用いた手洗いを励行するとともに、タオルやコップの共用を避けるなど、感染予防に努めましょう。


【愛媛県感染症情報センターより参照】
(平成29年12月6日更新)