2021年10月29日

今週の注目感染症
第41週・42週
(2021年10月11日~2021年10月24日)

-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
 愛媛県において10 月29 日時点で報告された新型コロナウイルス感染者は5,374 人となりました。
感染者数は減少しましたが、散発的な発生は続いています。
引き続き、県民の皆様には感染回避行動の徹底をお願いします。
少しでも体調不良がある場合は、あらかじめ、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。
『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 手足口病の定点当たり報告数は、第41 週3.0 人、第42 週2.9 人と横ばいに推移していますが、八幡浜保健所では急増しています。
その他の地域でも、宇和島保健所で多発しているほか、松山市保健所、中予保健所でも多い状況であり、引き続き県内全域で注意が必要です。
ヘルパンギーナの定点当たり報告数は、第41 週0.9 人、第42 週0.8 人と横ばいに推移しています。
地域別にみると宇和島保健所で多い状況です。これらの感染症は乳幼児を中心に流行し、患者の鼻やのどの分泌物のほか、便、水疱内容物などによって感染が広がります。
感染予防のため、液体せっけんと流水での手洗いを励行するとともに、タオルやコップの共用は避けましょう。
 腸管出血性大腸菌感染症の届出が1 例ありました。
この感染症の原因菌は、ベロ毒素を産生する病原大腸菌で、この菌に汚染された食物などを経口摂取することによって感染します。
少量の菌でも感染し、激しい腹痛、水溶性下痢及び血便をおこします。
特に乳幼児や高齢者が感染した場合は重症化しやすく、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの合併症を発症し、死亡することもあります。
調理前、食事前など、こまめに液体せっけんと流水での手洗いを励行しましょう。
腹痛、下痢、血便などの症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2021年10月29日更新)