2022年02月11日
今週の注目感染症
第4週・5週
(2022年1月24日~2022年2月6日)
-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
県内での新型コロナウイルス検査の新規陽性者数は高止まりの状況にあり、特に松山市では、依然として連日多くの陽性者が確認されているほか、隣接する市町でも感染拡大の兆しが見られます。
県民の皆様には引き続き、①県外との不要不急の出張や往来の自粛、②混雑した場所や感染リスクの高い場所への外出自粛、③ルールを守った会食など感染回避行動の徹底をお願いします。
感染の拡大を防ぐため、発熱に限らず鼻水や喉の痛み、倦怠感など、軽い風邪のような症状であっても症状のある方は必ず人との接触を避け、あらかじめかかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。
『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら
発生動向の概況
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第4 週10.4 人から第5 週8.8 人と減少しましたが、冬から春にかけてウイルス性の感染性胃腸炎が増加する傾向がありますので、引き続き調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用し、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)で消毒しましょう。
梅毒の届出が6 例(第1 週分含む)ありました。
この疾患の原因菌は梅毒トレポネーマで、大部分は性行為により感染します。
検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
また、妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、先天異常が起こることがあります。
早期発見のため、不安のある方は県内各保健所で実施している電話相談や無料匿名検査をご利用ください。
また、梅毒に感染したと分かった場合は、周囲で感染の可能性のある方(パートナー等)にも検査を勧め、必要に応じて一緒に治療を行うことも重要です。
【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2022年2月14日更新)