2020年06月15日
今週の注目感染症 第22・23 週 (2020年5月25日~2020年6月7日)
- 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ -
愛媛県内において、 6月11日時点で報告された新型コロナウイルスの感染者は82名となっています。
息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合や、重症化しやすい方(高齢者や妊婦、基礎疾患等のある方)で発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合、それ以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合は「帰国者・接触者相談センター(089-909- 3483)」に連絡してください。
県民の皆様には、①うつらないよう自己防衛! ②うつさないよう周り に配慮! ③県外の外出注意と 3密回避!を心がけるようお願いします。
詳しくは、県ホームページ ( >>詳細はこちら )をご確認ください。
発生動向の概況
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は、第22週1.5人、第23週1.4人と横ばいに推移しています。
地域別にみると、中予保健所でやや多い状態です。
感染予防のため、外出後のうがい、手洗いを励行しましょう。
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第 22 週2.1 人から第 23 週3.1 人と増加しました。
感染予防のため、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
また、患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用しましょう。
日本紅斑熱の届出が 1 例(宇和島保健所管内在住)ありました。
この疾患は、マダニが媒介する感染症で、早期に適切な治療を受けることが極めて重要です。
野山に出かけた後に発熱や発疹などの症状が出たら、速やかに医療機関を受診しましょう。
野山や畑、草むらなどに入る場合は、肌が露出しない服装(長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋等の着用)を心がけ、マダニに効果のある防虫スプレー(ディート含有)を使用するなど、マダニに咬まれないよう十分注意しましょう。
また、野山等での作業後は入浴し、付着したダニを洗い流しましょう。
咬まれていた場合は、無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科等)で処置してもらいましょう。
【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2020年6月12日更新)