2021年06月25日

今週の注目感染症 第23週・24週 (2021年6月7日~2021年6月20日)

- 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ -
 愛媛県内において、6 月25 日時点で報告された新型コロナウイルス感染者は2,752 人となりました。
現在、愛媛県は「感染警戒期」となっています。
『①飲酒を伴う懇親会等、②大人数や長時間に及ぶ飲食、③マスクなしでの会話、④狭い空間での共同生活、⑤居場所の切り替わり』の5 つの場面に注意し、感染予防に努めるとともに、まん延防止等重点措置地域等(緊急事態宣言地域を含む)との不要不急の往来や出張等の自粛をお願いします。
発熱等の症状がある場合、あらかじめ、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 RS ウイルス感染症の定点当たり報告数は、第23 週0.9 人から第24 週1.4 人と増加しました。
県内では、過去10 年と比較して最も早い時期に流行が開始しました。
この疾患は、2 歳以下の乳幼児を中心に流行し、主な症状は発熱や鼻汁、咳などですが、特に6 ヶ月未満の乳児では、重症化することがあるため注意が必要です。
感染予防のため、液体せっけんと流水での手洗いを励行しましょう。

 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第23 週10.2 人から第24 週8.1 人と減少しました。
引き続き感染予防のため、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
また、患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用しましょう。

 腸管出血性大腸菌感染症の届出が1 例ありました。
この感染症の原因菌は、ベロ毒素を産生する病原大腸菌で、この菌に汚染された食物などを経口摂取することによって感染します。
少量の菌でも感染し、重症化することがありますので、小児や高齢者など抵抗力の弱い方は特に注意が必要です。
下痢、腹痛、血便などの症状がある場合は早めに医療機関を受診してください。
食肉を使った料理をする際は、肉の中心部まで十分に加熱(75℃で1 分間以上)し、加熱不十分な肉料理は食べないようにしましょう。
また、調理後の食品は長時間室温に放置せず、早く食べるようにしましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2021年6月25日更新)