2021年06月11日

今週の注目感染症 第21週・22週 (2021年5月24日~2021年6月6日)

- 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ -
 愛媛県内において、6 月11 日時点で報告された新型コロナウイルス感染者は2,736 人となりました。
現在、愛媛県は「感染警戒期(特別警戒期間)」となっています。
全国的な感染拡大は収まっていないため、引き続き、県外との不要不急の往来や出張等の自粛をお願いします。
また、『①飲酒を伴う懇親会等、②大人数や長時間に及ぶ飲食、③マスクなしでの会話、④狭い空間での共同生活、⑤居場所の切り替わり』の5 つの場面に注意し、感染予防に努めましょう。
発熱等の症状がある場合、あらかじめ、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 RS ウイルス感染症の定点当たり報告数は、第21 週0.6 人、第22 週0.8 人で、過去10 年の同時期と比較して最も多くなっており、全国的にも増加しています。
この疾患は、2 歳以下の乳幼児を中心に流行し、主な症状は発熱や鼻汁、咳などですが、特に6 ヶ月未満の乳児では、重症化することがあるため注意が必要です。
感染予防のため、液体せっけんと流水での手洗いを励行しましょう。

 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第21 週11.1 人から第22 週10.7 人と横ばいに推移しています。
第22 週にはノロウイルスによる食中毒が発生しました。
調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
また、患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用しましょう。

 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の届出が1 例(八幡浜保健所管内在住)と日本紅斑熱の届出が2 例(松山市保健所管内在住 2 例、第 20 週分含む)ありました。
これらの疾患は、マダニが媒介する感染症です。
野山や畑、草むらなどに入る場合は肌が露出しない服装を心がけ、防虫スプレー(ディート含有)を使用するなど、マダニに咬まれないよう注意しましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2021年6月11日更新)