2021年10月15日

今週の注目感染症
第38週・39週・40週
(2021年9月20日~2021年10月10日)

-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
 愛媛県において10 月15 日時点で報告された新型コロナウイルス感染者は5,299 人となりました。
新居浜市では感染者の多い状況が続いています。
新居浜市との往来に注意するとともに、新居浜市内の不要不急の外出自粛にご協力ください。
また、松山市ではクラスターも発生していますので、県民の皆様には引き続き感染対策の徹底をお願いします。
少しでも体調不良がある場合は、あらかじめ、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 手足口病の定点当たり報告数は、第38 週1.8 人、第39 週2.5 人、第40 週2.4 人でした。地域別にみると、宇和島保健所で多発し、松山市保健所、中予保健所で増加しています。
 ヘルパンギーナの定点当たり報告数は、第38 週0.7 人、第39 週0.9 人、第40 週1.1 人で、地域別にみると宇和島保健所でやや多い状況です。
これらの感染症は乳幼児を中心に流行し、患者の鼻やのどの分泌物のほか、便、水疱内容物などによって感染が広がります。
感染予防のため、液体せっけんと流水での手洗いを励行するとともに、タオルやコップの共用は避けましょう。
 日本紅斑熱の届出が4 例(今治保健所・松山市保健所管内在住各1 例、宇和島保健所管内在住2 例)ありました。
この疾患はマダニが媒介する感染症で、マダニの活動が活発となる春から秋にかけて患者が多くなる傾向があります。
野山や畑、草むらなどに入る場合は、肌が露出しない服装を心がけ、マダニに効果のある防虫スプレー(ディート含有)を使用するなどマダニに咬まれないよう十分注意しましょう。
咬まれてしまった場合は、引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科等)を受診し処置してもらいましょう。
早期に適切な治療を受けることが極めて重要ですので、発熱、消化器症状、発疹などの症状が出たら、速やかに医療機関を受診しましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2021年10月15日更新)