2020年03月02日

今週の注目感染症 第7・8 週 (2020年2月10日~2020年2月23日)

- 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ -
 愛媛県内において、これまでに新型コロナウイルス感染症患者の発生は確認されておりません。
風邪の症状や 37.5℃以上の発熱が 4日以上(高齢者や基礎疾患等のある方は 2日程度)続いている、または強いだるさや息苦しさがある場合は、お住まいの地域を管轄する保健所の「帰国者・接触者相談センター」に連絡してください。
風邪やインフルエンザが多い時期であることを踏まえて、マスク着用などの咳エチケットや手洗いの徹底などの 感染症対策に努めていただきますようお願いします。
詳しくは、県ホームページをご確認ください。


発生動向の概況

 インフルエンザの定点当たり報告数は、第 7週7.9 人から第 8週6.6 人と減少しました。
地域別では、松山市保 健所で第 8週に 11.2 人と注意報レベル(基準値:定点当たり 10 人以上)が継続しています。
感染予防・感染拡 大防止のため、咳エチケットや外出後の手洗いなどを心がけましょう。

 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第 7週8.9 人から第 8週9.4 人と増加しました。
感染予防のため、調理・ 食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
また、患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用しましょう。

 百日咳の届出が 8例(第 6週分含む)ありました。
この疾患は百日咳菌によっておこる急性の気道感染症で、 主な症状は長期間続く咳です。
感染力が強く、生後 6 ヶ月未満の乳児が感染すると重症化する場合がありますので、特に乳児がいる家庭では感染防止に努めましょう。
また、予防にはワクチンの定期接種が有効ですので、詳しくはお住まいの市町の予防接種担当課へお問い合わせください。


【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2020年2月28日更新)