2022年06月10日

今週の注目感染症
第21週・22週
(2022年5月23日~2022年6月5日)

-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
 県内の新型コロナウイルス検査の陽性者数は、第21 週1,308 人、第22 週1,205 人と多い状況が続いています。
引き続きこまめな手洗いや手指消毒、人が集まる場所での定期的な換気といった基本的な感染予防対策を徹底しましょう。
発熱や咳に限らず鼻水や喉の痛み、倦怠感など、軽い風邪のような症状であっても症状のある方は必ず人との接触を避け、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」へ事前に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 咽頭結膜熱の定点当たり報告数は、第21 週0.4 人から第22 週0.6 人と増加しました。
特に松山市保健所では第21週0.5 人から第22 週1.6 人と約3 倍に増加し、例年よりやや多い状況です。
この疾患の主な症状は発熱やのどの痛み、結膜炎などで、患者の鼻やのどの分泌物などによって感染が広がります。
これから夏にかけて報告数が増加する傾向がありますので、感染予防のため液体せっけんと流水での手洗いを励行するとともに、タオルやコップの共用は避けましょう。
 梅毒の届出が3 例ありました。
県内の2022 年累計届出数は48 例と、過去5 年の同時期(平均26 例)と比べかなり多くなっています。
この疾患の病原体は梅毒トレポネーマで、大部分は性行為により感染します。
検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
早期発見のため、不安のある方は県内各保健所で実施している電話相談や無料匿名検査をご利用ください。
また、梅毒に感染したと分かった場合は、周囲で感染の可能性のある方(パートナー等)にも検査を勧め、必要に応じて一緒に治療を行うことも重要です。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2022年6月10日更新)