2022年07月08日

今週の注目感染症
第25週・26週
(2022年6月20日~2022年7月3日)

-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
 県内の新型コロナウイルス検査の陽性者数は、第24 週917 人から第26 週1,984 人と2.2 倍に大きく増加しました。
県内全域で感染が拡大しているため、より一層こまめな手洗いや手指消毒、人が集まる場所での定期的な換気、場面に応じたマスクの着用といった基本的な感染予防対策を徹底しましょう。
会食を行う際には、①大人数や長時間を避ける、②1週間以内に感染リスクの高い行動をとった方や、体調のすぐれない方は出席しない等、会食ルールの順守にご協力をお願いします。
発熱や咳に限らず鼻水や喉の痛み、倦怠感など、軽い風邪のような症状であっても症状のある方は必ず人との接触を避け、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」へ事前に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 RS ウイルス感染症の定点当たり報告数は、第25 週0.6 人から第26 週1.8 人と急増しました。
地域別にみると、松山市保健所、八幡浜保健所で急増しているほか、今治保健所、中予保健所でも多い状況です。
この疾患は、2 歳以下の乳幼児を中心に流行し、発熱や鼻汁、咳など軽いかぜ様症状がみられますが、生後6 ヶ月未満の乳児が感染すると、細気管支炎や肺炎等の重篤な症状を起こすことがあります。
日常的に乳児に接する方で咳等の症状がある場合は、マスクを着用し可能な限り乳児との接触を避けましょう。
また、子どもたちが日常的に触れる手すりやおもちゃなどは、こまめにアルコール又は塩素系の消毒剤等で消毒し、液体せっけんと流水による手洗いを励行しましょう。
 梅毒の届出が10 例(第24 週含む)ありました。
県内の2022 年累計届出数は男性44 例、女性15 例で男女共に過去5 年の同時期(平均:男性20 例、女性11 例)では最も多い状況です。
この疾患の病原体は梅毒トレポネーマで、大部分は性行為により感染します。
検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
早期発見のため、症状の有無にかかわらず不安のある方は、県内各保健所で実施している電話相談や無料匿名検査をご利用ください。
また、梅毒に感染したと分かった場合は、周囲で感染の可能性のある方(パートナー等)にも検査を勧め、必要に応じて一緒に治療を行うことも重要です。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2022年7月8日更新)