2022年11月11日

今週の注目感染症
第43週・44週
(2022年10月24日~2022年11月6日)

-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
 県では10 月29 日に独自の警戒レベルを「感染警戒期」に移行しましたが、新型コロナウイルス陽性者の報告数は松山圏域で急増しているほか、宇摩圏域でも増加しています。
また、「感染警戒期 特別警戒期間」が継続している新居浜・西条圏域では依然として報告数が多い状況が続いています。
今冬はインフルエンザとの同時流行も懸念されるため、こまめな手洗いや手指消毒、定期的な換気、場面に応じたマスクの着用といった基本的な感染対策を徹底しましょう。
医療機関を受診する場合は、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」へ事前に電話相談し、案内に従って受診してください。
なお、症状が軽い場合はできる限り平日・日中に受診するなど、適切な医療受診及び適正な救急車の利用をお願いします。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 インフルエンザの定点当たり報告数は、第43 週0.02 人、第44 週0.03 人で、第41 週以降ごく少数の発生が続いています。
全国的にも報告数は増加していませんが、新型コロナウイルス感染症流行前には、例年12 月から3 月にかけて流行する傾向にあり、今後の動向に注意が必要です。
感染予防のため、咳エチケットや手洗いを励行しましょう。
また、インフルエンザワクチンの接種には重症化を防ぐ効果があります。
ワクチンを接種してからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでに 2 週間程度かかりますので、早めに接種を受けましょう。
 手足口病の定点当たり報告数は、第43 週2.9 人、第44 週3.0 人で、第42 週2.1 人から増加しました。
地域別にみると、西条保健所、今治保健所で急増し多発しているほか、中予保健所でも依然として多い状況が続いています。
この疾患は患者の鼻やのどの分泌物のほか、便、水疱内容物などによって感染が広がりますので、液体せっけんと流水での手洗いを励行し、タオルやコップの共用は避けましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2022年11月11日更新)