2020年06月26日

今週の注目感染症 第24・25 週 (2020年6月8日~2020年6月21日)

- 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ -
 愛媛県内において、6月25 日時点で報告された新型コロナウイルスの感染者は 82 名となっています。
新たな 感染者の発生がない状況が続いていますが、引き続き県民の皆様には、『①うつらないよう自己防衛! ②うつさ ないよう周りに配慮! ③習慣化しよう 3密回避!』を心がけるようお願いします。
なお、息苦しさ(呼吸困難)、 強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合や、重症化しやすい方(高齢者や妊婦、基礎疾患 等のある方)で発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合、それ以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪 の症状が続く場合は「帰国者・接触者相談センター(089-909-3483)」に連絡してください。
詳しくは、県ホー ムページ(>>詳細はこちら)をご確認ください。

発生動向の概況
 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第 24 週3.3 人、第 25 週3.1 人と横ばいに推移しています。
感染予防のため、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
また、患者の嘔吐物やふ ん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用しましょう。

 腸管出血性大腸菌感染症の届出が 4例ありました。
この感染症の原因菌は、ベロ毒素を産生する病原大腸菌で、 この菌に汚染された食物などを経口摂取することによって感染します。
少量の菌でも感染し、重症化することがありますので、小児や高齢者など抵抗力の弱い方は特に注意が必要です。
下痢、腹痛、血便などの症状がある場 合は早めに医療機関を受診してください。
食肉を使った料理をする際は、肉の中心部まで十分に加熱(75℃で 1 分 間以上)し、加熱不十分な肉料理は食べないようにしましょう。
また、調理後の食品は長時間室温に放置せず、 早く食べるようにしましょう。

 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の届出が 1例(宇和島保健所管内在住)と日本紅斑熱の届出が 1例(松山市 保健所管内在住)ありました。
これらの疾患は、マダニが媒介する感染症です。
防虫スプレー(ディート含有) を使用するなど、マダニに咬まれないよう注意しましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2020年6月26日更新)