2022年05月27日
今週の注目感染症
第19週・20週
(2022年5月9日~2022年5月22日)
-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
県内の新型コロナウイルス検査の陽性者数は、依然として多い状況が続いています。
引き続きこまめな手洗いや手指消毒、人が集まる場所での定期的な換気といった基本的な感染予防対策を徹底しましょう。
発熱や咳に限らず鼻水や喉の痛み、倦怠感など、軽い風邪のような症状であっても症状のある方は必ず人との接触を避け、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」へ事前に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。
『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら
発生動向の概況
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第19 週5.6 人から第20 週6.3 人と増加しました。
特に西条、松山市保健所では他の保健所に比べ多い状況です。
感染予防のため、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
また、第19 週には腸管出血性大腸菌感染症が発生しています。
この感染症の原因菌はベロ毒素を産生する病原大腸菌で、この菌に汚染された食物等を経口摂取することで感染します。
生の食肉に付着していることが多いので、食肉を使った料理をする際には肉の中心部まで十分に加熱(75℃で1 分間以上)し、加熱不十分な肉料理は食べないようにしましょう。
梅毒の届出が5 例(第18 週分含む)ありました。県内の2022 年累計届出数は45 例と、過去5 年の同時期(平均23 例)と比べかなり多くなっています。
この疾患の病原体は梅毒トレポネーマで、大部分は性行為により感染します。
検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
早期発見のため、不安のある方は県内各保健所で実施している電話相談や無料匿名検査をご利用ください。
また、梅毒に感染したと分かった場合は、周囲で感染の可能性のある方(パートナー等)にも検査を勧め、必要に応じて一緒に治療を行うことも重要です。
【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2022年5月27日更新)