2018年04月20日

今週の注目感染症 平成30年 第14 ・15週(平成30年4月2日~4月15日)

インフルエンザの定点当たり報告数は、第 14 週 2.4 人から第 15 週 1.1 人と減少しました。
学校等における集団発生(学級閉鎖等)の報告はありませんでした。
迅速検査の結果は、第 15 週にウイルスの型別が判明した症例のうちA 型が49.1%、B 型が50.9%でした。
引き続き咳エチケットや外出後の手洗いなどを心がけましょう。

感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第 14 週 7.5 人から第 15 週 8.6 人と増加しました。
感染予防のため、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。

百日咳の届出が 6 例(第 13 週分含む)ありました。
この疾患は百日咳菌によっておこる急性の気道感染症です。
主な症状は長期間続く咳で、感染力が強く、生後 6 ヶ月未満の乳児が感染すると重症化する場合があります。
感染予防にはワクチンの定期接種が有効ですので、詳しくはお住まいの市町予防接種担当課へお問い合わせください。
また、成人が感染する場合もありますので、咳が長引く場合は早めに医療機関を受診しましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(平成30年4月20日更新)