2022年10月28日

今週の注目感染症
第41週・42週
(2022年10月10日~2022年10月23日)

-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
 県内の新型コロナウイルス陽性者の報告数は、第41 週1,946 人、第42 週2,406 人と東予地域を中心に増加傾向にあります。
全国旅行支援が始まり、旅行による人の移動や接触が活発になることで感染リスクの高まりが懸念されます。
感染予防のため、こまめな手洗いや手指消毒、定期的な換気、場面に応じたマスクの着用といった基本的な感染対策を励行しましょう。
医療機関を受診する場合は、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」へ事前に電話相談し、案内に従って受診してください。
なお、症状が軽い場合はできる限り平日・日中に受診するなど、適切な医療受診及び適正な救急車の利用をお願いします。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 インフルエンザの定点当たり報告数は、第41 週0.03 人、第42 週0.25 人と2 週連続して報告がありました。
全て今治保健所からの報告で、いずれも迅速検査の結果はA 型でした。
他の保健所からの報告はまだありませんが、新型コロナウイルス感染症流行前には、例年12 月から3 月にかけて流行する傾向にあり、今後の動向に注意が必要です。
今冬は新型コロナウイルス感染症との同時流行も懸念されるため、咳エチケットや手洗いなどの感染予防対策を励行しましょう。
また、インフルエンザワクチンの接種には重症化を防ぐ効果があります。
ワクチンを接種してからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでに 2 週間程度かかりますので、早めに接種を受けましょう。
 RS ウイルス感染症の定点当たり報告数は、第41 週1.4 人、第42 週1.6 人と横ばいで推移しています。
地域別にみると、四国中央保健所、西条保健所、今治保健所で多い状況が続いているほか、宇和島保健所でも急増しています。
生後6 ヶ月未満の乳児が感染すると、細気管支炎や肺炎等の重篤な症状を起こすことがありますので、日常的に乳児に接する方で咳等の症状がある場合は、マスクを着用し可能な限り乳児との接触を避けましょう。
 手足口病の定点当たり報告数は、第41 週1.6 人から第42 週2.1 人と増加しました。
地域別にみると、四国中央保健所を除く県内全域で発生がみられています。
特に八幡浜保健所で急増し多い状況のほか、松山市保健所、中予保健所でもやや多い状況です。
この疾患は患者の鼻やのどの分泌物のほか、便、水疱内容物などによって感染が広がりますので、液体せっけんと流水での手洗いを励行し、タオルやコップの共用は避けましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2022年10月28日更新)