2018年05月25日
今週の注目感染症 平成30年 第19・20週(平成30年5月7日~5月20日)
「愛媛県 HIV 検査普及週間のお知らせ -悩むより気軽に検査、得る安心-」
6 月 1 日(金)~ 6 月 7 日(木)は、「愛媛県 HIV 検査普及週間」です。
期間中、保健所では夜間・休日等の HIV 抗体検査とエイズ相談を実施します。無料・匿名で受けることができますので、感染の不安がある方、エイズについて知りたいことがある方など、お気軽にご利用ください。
各保健所での実施日時などの詳細は、県ホームページ「愛媛県 HIV 検査普及週間のお知らせ」をご参照ください。
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第 19 週 11.9 人から第 20 週 13.3 人と増加しました。
地域別にみると、西条保健所で多発し、八幡浜保健所では多い状態です。
感染予防のため、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
腸管出血性大腸菌感染症の届出が 1 例ありました。
この感染症の原因菌は、ベロ毒素を産生する病原大腸菌で、この菌に汚染された食物などを経口摂取することによって感染します。
食肉を使った料理をする際は、肉の中心部まで十分に加熱(75℃で 1 分間以上)し、加熱不十分な肉料理は食べないようにしましょう。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の届出が 1 例(県外在住)と、日本紅斑熱の届出が 1 例(今治保健所管内在住)ありました。
これらの疾患は、マダニが媒介する感染症です。野山、畑、草むらなどに入る場合は、肌が露出しない服装(長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋等の着用)を心がけ、マダニに効果のある防虫スプレー(DEET 含有)を使用するなど、マダニに咬まれないよう十分注意しましょう。
また、マダニに 咬まれた場合は、無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科等)で処置してもらいましょう。
【愛媛県感染症情報センターより参照】
(平成30年5月25日更新)