2017年12月22日

今週の注目感染症 平成29年 第48・49週 (11月27日〜12月10日)

・インフルエンザの報告数は、第 48 週 308 例(A 型 257 例、B 型 20 例、不明 31 例)、第 49 週 394 例(A 型 346 例、B 型 21 例、不明 27 例)と増加しています。
学校等における集団発生(学級閉鎖等)の報告は4施設からありました。
感染予防のため、咳エチケットや外出後の手洗いなど感染予防に努めましょう。

・感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第48週12.6人から第49週13.3人と増加しました。
地域別にみると、今治保健所で多発し、西条保健所、松山市保健所で多くなっています。
調理と食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水でしっかりと手を洗うなど、感染予防に努めましょう。
患者の嘔吐物やふん便を処理する際には使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用し、次亜塩素酸ナトリウムで処理しましょう。
処理をした後は、液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。

・RSウイルス感染症、県内の定点当たり報告数は、第48週1.0人から第49週0.6人と減少しました。
地域別にみると、西条保健所、宇和島保健所で多くなっています。
この疾患は、2歳以下の乳幼児を中心に流行し、発熱や鼻汁、咳などが主な症状ですが、時に肺炎などを起こすことがあります。
乳幼児で激しい咳、痰が絡んだ咳や息苦しそうな様子がみられたら、早めに医療機関を受診してください。
感染予防のため、咳などの症状のある方はマスクを着用し、手洗いを励行しましょう。
乳幼児がいるご家庭や保育園などの集団生活では、ドアノブ、手すり、おもちゃなど、手が触れる場所の消毒(アルコール消毒など)が有効です

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(平成29年12月15日更新)