2016年05月20日
今週の注目感染症 平成28年・19週(5月9日~5月15日)
・インフルエンザ
インフルエンザの定点当たり報告数は、第18週0.5人から第19週0.5人と横ばいで推移し、散発程度の発生となっています。
学校等における集団発生(学級閉鎖等)の報告もありませんでした。
県下全域で終息に向かっていると思われます。
迅速検査の結果は、第19週に型別が判明した症例の90%がB型でした。
感染予防のため、咳エチケット、外出後の手洗いなどを心がけ、症状のある方は早めに医療機関を受診しましょう。
【咳エチケット】を心がけましょう。
咳・くしゃみが出る時は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。マスクがない時は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
鼻汁・痰などを含んだティッシュは、すぐにゴミ箱に捨てましょう。
咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
・感染性胃腸炎
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第18週4.7人から第19週6.1人と増加しました。
感染予防のため、外出後や調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水でしっかりと手を洗いましょう。
患者の嘔吐物やふん便を処理する際には使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)で処理しましょう。処理をした後は、液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
【愛媛県感染症情報センターより参照】
(平成28年5月20日更新)