2023年02月10日

今週の注目感染症
第4・5週
(2023年1月23日~2023年2月5日)

-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
 県内の新型コロナウイルス陽性者の報告数は第4 週5,382 人から第5 週4,204 人と減少しましたが、依然として多い状況です。
高齢者や子どもなど早期受診が必要な方への医療アクセスを確保するため、重症化リスクが低く症状が軽い方は、救急車の要請や休日夜間の受診は控え、自己検査をして陽性の場合は「愛媛県陽性者登録センター」をご利用ください。
陰性の場合はインフルエンザを疑い、可能な限り平日・日中に医療機関を受診してください。
感染予防のため、暖房使用時も定期的な換気を習慣化し、普段と異なる症状がある場合は外出や出勤、登校等を控えましょう。
『愛媛県庁ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
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発生動向の概況
 インフルエンザの定点当たり報告数は、第4 週8.9 人から第5 週9.4 人と増加しました。
地域別にみると四国中央保健所、八幡浜保健所を除く県内全域で増加し、西条保健所、松山市保健所では注意報の基準値(定点当たり10 人以上)を超えています。
迅速検査の結果では、ウイルス型別が判明した症例のうち99.2%がA 型でした。
年齢別にみると特に5~14 歳で増加しており、幼稚園・保育園や学校などの集団生活を通じた感染拡大が懸念されます。
引き続き、ワクチン接種、マスク着用などの咳エチケット、こまめな手洗いといった感染対策を励行しましょう。
 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第4 週9.5 人から第5 週11.9 人と増加しました。
地域別にみると西条保健所で多く、八幡浜保健所でやや多い状況です。
年齢別にみると特に1~4 歳の幼児で増加しています。
冬から春にかけてウイルス性の感染性胃腸炎が増加する傾向にあるため、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用し、嘔吐物等が付着した環境(床、ドアノブ、リネン類など)は次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)で消毒しましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2023年2月10日更新)