2024年01月12日

今週の注目感染症
第51・52・1 週
(2023年12月18日~2024年1月7日)

発生動向の概況

 インフルエンザの定点当たり報告数は、第51 週16.26 人、第52 週16.07 人から第1 週9.97 人と減少しましたが、四国中央保健所、宇和島保健所では増加しています。
特に四国中央保健所は第52 週4.80 人から第1 週13.80 人と2.9 倍に急増し、再び注意報レベル(定点当たり10 人以上)を超えました。
迅速検査の結果ではウイルス型別が判明した症例のうち95.4%がA 型でした。
今シーズンにウイルス型別が判明した症例ではA 型が99.2%と大部分を占めていますが、第51 週以降はB 型が占める割合がやや増加しています。
冬休みが終わり学校等が再開されると、集団生活を通じて感染が広がる恐れがありますので、咳エチケットやこまめな手洗い、定期的な換気等の感染対策を徹底しましょう。

 新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は、第51 週5.80 人、第52 週5.67 人から第1 週6.34 人と増加しました。
年齢別にみると20 歳代、50 歳代がそれぞれ第52 週22 人から第1 週48 人と2.2 倍に増加しています。
また、入院例は第52 週15 人から第1 週30 人と増加し、そのうちの20 人が70 歳以上です。
引き続き、定期的な換気やこまめな手洗いといった基本的な感染対策を励行しましょう。
高齢者等の重症化リスクが高い方は、人混みを避けマスクを着用するなど感染回避行動を徹底しましょう。

 咽頭結膜熱の定点当たり報告数は、第51 週3.97 人、第52 週4.27 人から第1 週2.00 人と減少しましたが、四国中央保健所、今治保健所、宇和島保健所では多発しています。
宇和島保健所では第51 週10.75 人から第52 週14.25 人と1.3倍に増加し、保健所別定点当たり報告数では報告開始以降最多となりました。
第1 週は6.00 人と減少したものの、依然として報告数が多い状況が続いています。
感染予防のため、液体せっけんと流水での手洗いを励行するとともにタオルやコップの共用は避けましょう。

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は、第51 週6.41 人、第52 週5.24 人から第1 週2.19 人と減少しましたが、中予保健所では多い状況が続いています。
新型コロナウイルス感染症流行前には冬季及び春から初夏に報告数が増加する傾向にあったため、これからの季節は注意が必要です。
うがいや手洗いを励行し感染予防に努めましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2024年1月12日更新)