2023年11月17日

今週の注目感染症
第44・45 週
(2023年10月30日~2023年11月12日)

発生動向の概況

 インフルエンザの定点当たり報告数は、第43 週51.46 人から第44 週30.62 人、第45 週16.46 人と2 週続けて急減しましたが、依然として中予保健所、八幡浜保健所を除く地域で警報レベル(定点当たり30 人以上、継続は10 人以上)が続いています。
迅速検査の結果ではウイルス型別が判明した症例のうち99.96%がA 型でした。
これから冬にかけて再び感染が広がる恐れがありますので、咳エチケットやこまめな手洗い等の感染対策を徹底しましょう。
また、インフルエンザワクチンの接種には重症化を防ぐ効果がありますので、早めに接種を受けましょう。

 咽頭結膜熱の定点当たり報告数は、第44 週2.16 人から第45 週2.68 人と増加し1999 年の報告開始以降最多となっています。
今治保健所、松山市保健所で多発しているほか、これまで報告数が少なかった宇和島保健所でも増加しています。
感染予防のため、液体せっけんと流水での手洗いを励行するとともにタオルやコップの共用は避けましょう。

 新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は、第44 週2.46 人から第45 週1.69 人と減少しました。
地域別にみると四国中央保健所、西条保健所は他保健所に比べ多い状況です。
引き続き、定期的な換気やこまめな手洗いといった基本的な感染対策を励行しましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2023年11月17日更新)