2023年02月24日
今週の注目感染症
第6・7週
(2023年2月6日~2023年2月19日)
-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
県では2 月15 日をもって「医療ひっ迫警戒宣言」を終了しましたが、県独自の警戒レベルは「感染警戒期 特別警戒期間」を継続し、引き続き年代・症状等に応じた受診行動をお願いしています。
重症化リスクが低く症状が軽い方は自己検査をして、陽性の場合は「愛媛県陽性者登録センター」をご利用ください。
また、感染予防のため、定期的な換気やこまめな手洗い、手指消毒といった基本的な感染対策を徹底しましょう。
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発生動向の概況
インフルエンザの定点当たり報告数は、第6 週6.0 人、第7 週6.3 人と横ばいで推移しています。
依然として西条保健所、松山市保健所で注意報の基準値(定点当たり10 人以上)を超えているほか、中予保健所では増加しています。
迅速検査の結果では、ウイルス型別が判明した症例のうち97.6%がA 型でした。
感染予防のため、マスク着用などの咳エチケットやこまめな手洗いを励行しましょう。
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第6 週10.5 人から第7 週17.5 人と急増し、過去10 年の同時期(平均8.7 人)では最多となっています。
地域別にみると県内全域で増加しており、西条保健所、宇和島保健所で多発しているほか、松山市保健所、八幡浜保健所でも多い状況です。
特に宇和島保健所では第6 週6.3 人から第7 週20.5 人と3.3 倍に急増しています。
年齢別にみると特に1~4 歳の幼児で増加しており、幼稚園・保育園などの集団生活を通じた感染拡大が懸念されます。
病原体はノロウイルス、サポウイルスが検出されています。
冬から春にかけてウイルス性の感染性胃腸炎が増加する傾向にあるため、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用し、嘔吐物等が付着した環境(床、ドアノブ、リネン類など)は次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)で消毒しましょう。
【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2023年2月27日更新)