2023年01月13日
今週の注目感染症
第1週
(2023年1月2日~2023年1月8日)
-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
県内の新型コロナウイルス陽性者の報告数は、第51 週16,710 人、第52 週16,133 人から第1 週19,210 人と増加し、県内全域で感染が拡大しています。
高齢者や子どもなど早期受診が必要な方への医療アクセスを優先するため、重症化リスクが低く症状が軽い方は、救急車の要請や休日夜間の受診は控え、自己検査をして陽性の場合は「愛媛県陽性者登録センター」をご利用ください。
陰性の場合はインフルエンザを疑い、可能な限り平日・日中に医療機関を受診してください。
また、抗原検査キット(国が承認したもの)や 市販薬(解熱鎮痛剤等)の事前準備にご協力をお願いします。
感染予防のため、暖房使用時も定期的な換気を習慣化し、普段と異なる症状がある場合は外出や出勤、登校等を控えましょう。
『愛媛県庁ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら
発生動向の概況
インフルエンザの定点当たり報告数は、第52 週1.1 人と新型コロナウイルス感染症流行後初めて流行開始の目安である1.0 人を上回りました。
第1 週には7.4 人と急増し、四国中央保健所、西条保健所では注意報の基準値(定点当たり10 人以上)を超えました。
迅速検査の結果では、ウイルス型別が判明した症例のうち98.1%をA 型が占めています。
冬休みが終わり学校等が再開されたことにより、集団生活を通じて感染が拡大する恐れがあります。
感染予防のため、ワクチン接種、マスクの着用といった咳エチケット、こまめな手洗い等の感染対策を励行しましょう。
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第51 週4.1 人、第52 週3.8 人、第1 週4.4 人と横ばいで推移しています。
地域別にみると県内全域で散発しており、西条保健所では急増しています。
冬から春にかけてウイルス性の感染性胃腸炎が増加する傾向がありますので、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用し、嘔吐物等が付着した環境(床、ドアノブ、リネン類など)は次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)で消毒しましょう。
【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2023年1月13日更新)