2021年08月13日

今週の注目感染症 第30週・31 週 (2021年7月26日~2021年8月8日)

- 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ -
 愛媛県内の新型コロナウイルス感染者は急増し、8 月13 日時点で報告された感染者は3,476 人となりました。
松山市を中心に県内全域で感染が拡大していることを受け、8 月11 日から、本県の警戒レベルを最大の「感染対策期」に引き上げたところです。
①県外からの帰省の延期・中止、②県外、松山市との不要不急の往来の自粛、③ルールを守った会食の徹底にご協力ください。
特に感染が市中にまん延しているとみられる松山市では、不要不急の外出自粛をお願いします。
発熱等の症状がある場合、あらかじめ、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 RS ウイルス感染症の定点当たり報告数は、第30 週6.6 人から第31 週10.3 人と急増しました。
2003 年の報告開始以降最多となっており、県内全域で注意が必要です。
この疾患は、2 歳以下の乳幼児を中心に流行し、主な症状は発熱や鼻汁、咳などですが、特に6 ヶ月未満の乳児では重症化することがあるため注意が必要です。
感染予防のため、液体せっけんと流水での手洗いを励行しましょう。
 梅毒の届出が4 例(第29 週分含む)ありました。
2021 年の県内の届出数は50 例となり、感染症法が施行された1999 年以降最多となった2019 年(累計82 例)の同時期の届出数より多い状況です。
この疾患の原因菌は梅毒トレポネーマで、大部分は性行為により感染します。
早期発見のため、不安のある方は県内各保健所で実施している電話相談や無料・匿名検査をご利用ください。
また、梅毒に感染したと分かった場合は、周囲で感染の可能性のある方(パートナー等)にも検査を勧め、必要に応じて一緒に治療を行うことも重要です。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2021年8月13日更新)