2022年11月25日

今週の注目感染症
第45週・46週
(2022年11月7日~2022年11月20日)

-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
 県内の新型コロナウイルス陽性者の報告数は、第45 週4,656 人から第46 週4,935 人と増加しました。
特に松山圏域では第46 週2,509 人と第43 週870 人の2.9 倍に急増しています。
これから寒さも厳しくなりますが、感染予防のため30 分に1 回程度の定期的な換気を徹底するほか、こまめな手洗いや手指消毒、場面に応じたマスクの着用といった基本的な感染対策を励行しましょう。
医療機関を受診する場合は、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」へ事前に電話相談し、案内に従って受診してください。
なお、症状が軽い場合はできる限り平日・日中に受診するなど、適切な医療受診及び適正な救急車の利用をお願いします。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 インフルエンザの定点当たり報告数は、第45 週0.02 人、第46 週0.03 人と横ばいで推移しています。
地域別にみると四国中央保健所、西条保健所でごく少数発生しており、迅速検査の結果は全てA 型でした。
全国的にも報告数は少ないですが、第40 週以降都市部で増加傾向にあるため、今後の動向に注意が必要です。
感染予防のため、咳エチケットや手洗いを励行しましょう。
また、インフルエンザワクチンの接種には重症化を防ぐ効果があります。
ワクチンを接種してからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでに 2 週間程度かかりますので、早めに接種を受けましょう。
 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第45 週3.1 人から第46 週4.4 人と増加しました。
地域別にみると、西条保健所、松山市保健所で増加し他保健所に比べ多い状況です。
これから年末にかけてウイルス性の感染性胃腸炎が増加する傾向がありますので、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用し、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)で消毒しましょう。
 手足口病の定点当たり報告数は、第45 週2.7 人、第46 週2.6 人と第44 週以降減少していますが、全国の中では最も多い状況です。
地域別にみると依然として西条保健所で多発しているほか、中予保健所でもやや多い状況です。
感染予防のため、液体せっけんと流水での手洗いを励行し、タオルやコップの共用は避けましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2022年11月25日更新)