2022年12月23日
今週の注目感染症
第49週・50週
(2022年12月5日~2022年12月18日)
-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
県では高齢者や子どもなど早期受診が必要な方への医療アクセスを優先するため、12 月15 日に「医療ひっ迫警戒宣言」を発出し、医療機関の適正受診を呼びかけているところです。
重症化リスクが低く症状が軽い方は自己検査をし、陽性の場合は「愛媛県陽性者登録センター」をご利用ください。
また、医療機関を受診する場合は、できる限り平日・日中の受診をお願いします。
年末年始を迎え人の移動や接触が活発になることで、感染リスクの高まりが懸念されますので、暖房使用時も定期的な換気を習慣化するほか、普段と異なる症状がある場合は外出や出勤、登校等を控えましょう。
忘年会や新年会、同窓会など、普段顔を合わせない方との会食は、長時間を避け、感染対策を守って実施しましょう。
なお、県では県内各所で無料検査を実施しています。
感染拡大防止のため、帰省時や会食前には積極的にご活用ください。
『愛媛県庁ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら
発生動向の概況
インフルエンザの定点当たり報告数は、第49 週0.1 人、第50 週0.1 人と横ばいで推移しています。
地域別にみるとこれまでに報告があった四国中央保健所、西条保健所、今治保健所に加え、松山市保健所でも報告がありました。
迅速検査の結果では、今シーズンにウイルス型別が判明した症例のうち93.3%をA 型が占めています。
全国的にみると流行開始の目安となる定点当たり1.0 人を超えた県もあるため、今後の動向に注意するとともに、ワクチン接種、咳エチケットや液体せっけんと流水での手洗い等の感染対策を励行しましょう。
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第49 週4.9 人から第50 週4.2 人と横ばいで推移しています。
地域別にみると県内全域で散発しており、四国中央保健所、宇和島保健所では増加しています。
これから年明けにかけてウイルス性の感染性胃腸炎が増加する傾向がありますので、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用し、嘔吐物等が付着した環境(床、ドアノブ、リネン類など)は次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)で消毒しましょう。
【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2022年12月23日更新)