2023年05月12日

今週の注目感染症
第16・17週・18週
(2023年4月17日~2023年5月7日)

-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
 5 月8 日より、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが「5 類感染症」に変更されました。県内の新型コロナウイルス陽性者の報告数は第14 週以降増加傾向にあるため、引き続き感染拡大に注意が必要です。
感染予防のため、定期的な換気やこまめな手洗い、咳エチケットなどの基本的な感染対策にご協力をお願いします。
特に高齢者等の重症化リスクが高い方は、流行時には人混みを避け、マスクを着用するなど必要な感染回避行動を励行しましょう。
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発生動向の概況
 インフルエンザの定点当たり報告数は、第16 週1.3 人、第17 週0.9 人、第18 週1.0 人と横ばいで推移していますが、地域別にみると四国中央保健所、八幡浜保健所では増加しています。
迅速検査の結果では、ウイルス型別が判明した症例はすべてA 型でした。
年齢別にみると10~19 歳で増加しており、学校等の集団生活を通じた感染拡大が懸念されます。
引き続き、場面に応じたマスクの着用や咳エチケット、こまめな手洗いを励行しましょう。

 RS ウイルス感染症の定点当たり報告数は、第16 週1.1 人、第17 週1.1 人、第18 週1.6 人と増加しました。
地域別にみると四国中央保健所、西条保健所で急増しているほか、今治保健所でも依然として多い状況です。
この疾患は2021 年以降6 月から10 月にかけて流行がみられており、2023 年も今後流行する可能性があるため注意が必要です。
乳幼児を中心に流行し、発熱や鼻汁、咳など軽いかぜ様症状がみられますが、生後6 ヶ月未満の乳児が感染すると細気管支炎や肺炎等の重篤な症状を起こすことがあります。
日常的に乳児に接する方で咳等の症状がある場合は、マスクを着用し可能な限り乳児との接触を避けましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2023年5月12日更新)