2023年01月27日

今週の注目感染症
第2・3週
(2023年1月9日~2023年1月22日)

-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
 県内の新型コロナウイルス陽性者の報告数は第2 週13,146 人から第3 週8,354 人と減少しましたが、依然として多い状況です。
高齢者や子どもなど早期受診が必要な方への医療アクセスを優先するため、重症化リスクが低く症状が軽い方は、救急車の要請や休日夜間の受診は控え、自己検査をして陽性の場合は「愛媛県陽性者登録センター」をご利用ください。
陰性の場合はインフルエンザを疑い、可能な限り平日・日中に医療機関を受診してください。
また、抗原検査キット(国が承認したもの)や 市販薬(解熱鎮痛剤等)の事前準備にご協力をお願いします。
感染予防のため、暖房使用時も定期的な換気を習慣化し、普段と異なる症状がある場合は外出や出勤、登校等を控えましょう。
『愛媛県庁ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
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発生動向の概況
 インフルエンザの定点当たり報告数は、第2 週に10.2 人と今シーズン初めて県全体で注意報の基準値(定点当たり10人以上)を超えました。
第3 週は8.9 人と減少しましたが、依然として四国中央保健所、西条保健所で注意報の基準値を超えています。
迅速検査の結果では、ウイルス型別が判明した症例のうち99.3%がA 型でした。
年齢別にみると特に1~6 歳の幼児で増加しており、幼稚園・保育園や学校などの集団生活を通じた感染拡大が懸念されます。
ワクチン接種、マスクの着用といった咳エチケット、こまめな手洗い等の感染対策を励行しましょう。
 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第2 週7.9 人、第3 週10.9 人と第1 週4.4 人から急増しました。
地域別にみると県内全域で増加しており、八幡浜保健所で多発しているほか、西条保健所でも多い状況です。
また、1 月20 日には愛媛県及び松山市から「ノロウイルス食中毒注意報」が発令されています。
感染予防のため、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用し、嘔吐物等が付着した環境(床、ドアノブ、リネン類など)は次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)で消毒しましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2023年1月27日更新)