2016年04月15日

今週の注目感染症 平成28年・14週(4月4日~4月10日)


・インフルエンザ
インフルエンザの定点当たり報告数は、第13週19.8人から第14週12.0人と減少しましたが、引き続き、県全体で警報レベル(基準値:定点当たり30人以上、継続は10人以上)です。
全ての保健所で報告数が前週より減少し、今治保健所では警報レベルを下回りましたが、その他の保健所では依然として警報レベルとなっています。
学校等における集団発生(学級閉鎖等)はありませんでした。
迅速検査の結果は、第14週に型別が判明した症例の90%がB型でした。
感染予防・感染拡大防止のため、咳エチケット、外出後の手洗いなどを心がけ、症状のある方は早めに医療機関を受診しましょう。


・感染性胃腸炎
感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第13週7.7人から第14週6.9人と減少しました。
感染予防のため、外出後や調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水でしっかりと手を洗いましょう。
患者の嘔吐物やふん便を処理する際には使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)で処理しましょう。処理をした後は、液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。


【愛媛県感染症情報センターより参照】
(平成28年4月15日更新)