2020年06月05日

今週の注目感染症 第20・21 週 (2020年5月11日~2020年5月24日)

- 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ -
 愛媛県内において、 5月29日時点で報告された新型コロナウイルスの感染者は82名となっています。
息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合や、重症化しやすい方(高齢者や妊婦、基礎疾患等のある方)で発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合、それ以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合は「帰国者・接触者相談センター(089-909- 3483)」に連絡してください。
県民の皆様には、①うつらないよう自己防衛! ②うつさないよう周り に配慮! ③県外の外出自粛と 3密回避!の徹底をお願いします。
詳しくは、県ホームページ( >>詳細はこちら )をご確認ください。

発生動向の概況
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は、第 20 週1.4 人から第 21 週0.8 人と減少しました。
この疾患は冬季と春から初夏にかけて増加する傾向がありますので、うがい、手洗いを励行し感染予防に努めましょう。

 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第 20 週2.1 人から第 21 週1.6 人と減少しましたが、感染予防のため、 調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
また、患者の嘔吐物やふん便を 処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用しましょう。

 梅毒の届出が 4例(第 19 週分含む)ありました。
2020 年の県内の届出数は 24 例となり、感染症法が施行された1999 年以降最多となった昨年と同程度のペースで増加しています。
性別内訳は、男性 15 例、女性 9例で、年 齢別にみると 20 歳代から 40 歳代が 20 例と全体の 8割以上を占めています。
この疾患の原因菌は梅毒トレポネーマで、大部分は性行為により感染します。
感染予防に対する正しい知識を持つとともに、早期発見のため、不安のある方は県内各保健所で実施している電話相談や無料・匿名検査をご利用ください。
また、梅毒に感染したと分かった場合は、周囲で感染の可能性のある方(パートナー等)にも検査を勧め、必要に応じて一緒に治療を行うことも重要です。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2020年5月29日更新)