2018年11月26日

今週の注目感染症 平成30年 第45・46週 (平成30年11月12日~11月18日)

・感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第 45 週 5.4 人から第 46 週 6.3 人と増加しました。
例年この時期からウイルス性胃腸炎の患者が増加する傾向にありますので、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水での手洗いをしっかりと行い、感染予防に努めましょう。

・風しんの届出が 1 例ありました。全国では 2018 年第 45 週までの患者報告数が 2,032 例となり、昨年(93 例)の約 22 倍の報告数となりました。
このうち 1,657 例は男性で、30~50 歳代が 80%を占めています。この疾患は、発熱、発疹、リンパ節の腫れが主な症状で、免疫のない女性が妊娠初期に感染すると、生まれてくる子どもが先天性風しん症候群(難聴、心疾患、白内障など)を発症することがありますので、注意が必要です。
予防にはワクチンの接種が有効ですので、この機会に予防接種(有料)を受けましょう。
なお、愛媛県在住の方は、妊娠を希望する女性やその配偶者などの同居者に限り、免疫状態を調べる抗体検査を無料で受けることができます。
気になる方は県内各保健所へご相談ください。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(平成30年11月26日更新)