2020年09月28日

今週の注目感染症 第37・38週 (2020年9月7日~2020年9月20日)

- 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ -
 愛媛県内において、9 月24 日時点で報告された新型コロナウイルスの感染者は114 名となっており、8 月23 日以降新たな感染者は確認されていません。
全国では継続して感染者が確認されていますので、県民の皆様には引き続きマスクの着用やこまめな換気と手洗いを心がけ、『①うつらないよう自己防衛! ②うつさないよう周りに配慮! ③習慣化しよう3 密回避!』の実践をお願いします。
また、新型コロナウイルスの感染が疑われる症状がある場合は「帰国者・接触者相談センター(089-909-3483)」に連絡してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は、第37週1.1人、第38週1.1人と横ばいで推移しています。
地域別にみると、中予保健所でやや多い状態です。
感染予防のため、外出後のうがい、手洗いを励行しましょう。

 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第37 週3.6 人から第38 週2.9 人と減少しました。
調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
また、患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用しましょう。

 日本紅斑熱の届出が 1 例(松山市保健所管内在住)ありました。
この疾患は、マダニが媒介する感染症で、早期に適切な治療を受けることが極めて重要です。
野山に出かけた後に発熱や発疹などの症状が出たら、速やかに医療機関を受診しましょう。
野山や畑、草むらなどに入る場合は、肌が露出しない服装(長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋等の着用)を心がけ、マダニに効果のある防虫スプレー(ディート含有)を使用するなど、マダニに咬まれないよう十分注意しましょう。
また、野山等での作業後は入浴し、付着したダニを洗い流しましょう。
咬まれていた場合は、無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科等)で処置してもらいましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2020年9月25日更新)