2022年03月25日

今週の注目感染症
第10週・11週
(2022年3月7日~2022年3月20日)

-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
 愛媛県内の新型コロナウイルス検査の陽性者数は、第10 週1,959 人、第11 週1,683 人と依然として多い状況が続いています。
年度替わりの時節を迎え、進学や就職、転勤等で県外との往来や歓送迎会など会食の機会が増え、感染リスクの高まりが懸念されますので、より一層感染予防対策を徹底しましょう。
発熱や咳に限らず鼻水や喉の痛み、倦怠感など、軽い風邪のような症状であっても症状のある方は必ず人との接触を避け、あらかじめかかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 RS ウイルス感染症の定点当たり報告数は、第10 週1.4 人から第11 週0.9 人と減少しましたが、今治保健所では多い状況が続いています。
今治保健所の定点当たり報告数は、第10 週9.8 人、第11 週6.4 人と過去10 年の同時期と比較して最も多くなっています。
この疾患は、2 歳以下の乳幼児を中心に流行し、主な症状は発熱や鼻汁、咳などですが、特に6 ヶ月未満の乳児では重症化することがあります。
感染予防のため、液体せっけんと流水での手洗いを励行しましょう。
 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第10 週10.1 人から第11 週7.5 人と減少しました。
冬から春にかけてウイルス性の感染性胃腸炎が増加する傾向がありますので、引き続き、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用し、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の漂白剤)で消毒しましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2022年3月25日更新)