2019年02月22日

今週の注目感染症 平成31年 第6・7週 (平成31年2月4日~2月17日)

・インフルエンザの定点当たり報告数は、第6 週24.3 人から第7 週13.9 人と減少しましたが、県全体で警報レベル(基準値:定点当たり 30 人以上、継続は 10 人以上)が継続しています。
また、八幡浜保健所を除く各保健所では前週より報告数が減少しましたが、四国中央保健所、今治保健所、松山市保健所、八幡浜保健所、宇和島保健所では引き続き警報レベルとなっています。
第 7 週のウイルス型別は、迅速検査により判明したすべての症例が A 型でした。
学校等における集団発生(学級閉鎖等)の報告は、第 6 週に 14 施設、第 7 週に 3 施設と減少しました。
引き続き感染予防のため、咳エチケットや外出後の手洗いなどを心がけるとともに、症状がある方は早めに医療機関を受診しましょう。

・感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第6 週12.1 人から第7 週9.9 人と減少しました。
地域別にみると、西条保健所、松山市保健所でやや多い状態です。感染予防のため、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
また、患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用しましょう。

・梅毒の届出が 4 例(第 5 週分含む)ありました。
2019 年の県内の届出数は 13 例となり、昨年同時期(5 例)に比べ、2.6 倍となっています。
感染予防に対する正しい知識を持つとともに、早期発見のため、不安のある方は県内各保健所で実施している電話相談や無料・匿名検査をご利用ください。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(平成31年2月22日更新)