2019年12月06日

今週の注目感染症 令和元年 第45・46週 (令和元年11月4日~11月17日)

発生動向の概況

・インフルエンザの定点当たり報告数は、第 45 週0.9 人、第 46 週1.0 人でした。
迅速検査の結果は、第 46 週に ウイルスの型別が判明した症例のうち 94.3%が A型でした。
学校等における集団発生(学級閉鎖等)の報告は、 第45 週に 1施設からありました。
感染予防・感染拡大防止のため、ワクチン接種、咳エチケットや外出後の手洗 いなどを心がけ、症状のある方は早めに医療機関を受診しましょう。

・感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第 45 週5.6 人、第 46 週5.8 人でした。
地域別にみると、西条保健所で 第45 週7.8 人から第 46 週11.7 人と増加しています。
例年この時期からウイルス性胃腸炎の患者が増加する傾向にありますので、感染予防のため、調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。

・日本紅斑熱の届出が 1 例(松山市保健所管内在住)ありました。
この疾患は、マダニが媒介する感染症です。
全国では冬季にも患者の届出がありますので、野山や畑、草むらなどに入る場合は肌が露出しない服装を心がけ、 防虫スプレー(ディート含有)を使用するなど、マダニに咬まれないよう注意しましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(令和元年11月22日更新)