2020年12月14日

今週の注目感染症 第48・49週 (2020年11月23日~2020年12月6日)

- 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ -
 愛媛県内において、12 月11 日時点で報告された新型コロナウイルスの感染者は356 人となり、感染者の発生が続いています。
県民の皆様には、引き続き『マスクの着用』『3 密の回避』『手洗い・消毒』などの感染症対策を心がけてください。
また、感染リスクが高まる『飲酒を伴う懇親会等・大人数や長時間に及ぶ飲食・マスクなしでの会話・狭い空間での共同生活・居場所の切り替わり』の5 つの場面に注意し、感染拡大防止に努めましょう。
発熱等の症状がある場合、あらかじめ、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は、第48週0.6人、第49週0.8人と横ばいに推移しています。
この疾患は冬季に増加する傾向がありますので、感染予防のため、外出後のうがい、手洗いを励行しましょう。

 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第48 週2.5 人から第49 週3.0 人と増加しました。
調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
また、患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用しましょう。

 レジオネラ症の届出が 2 例(第 47 週分含む)ありました。
この疾患は、レジオネラ属菌に汚染された循環式浴槽水や噴水、加湿器から発生するエアロゾル(目に見えないほどの細かい水滴)、塵埃等を吸い込むことで感染し、肺炎等を引き起こすことがあります。
高齢者や免疫力が低下した人は、急激に重症化し死亡することがあるため、早期治療が重要です。
全身倦怠感、頭痛、筋肉痛などの初期症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
ヒトからヒトへの感染はありませんが、感染予防のため、エアロゾルの発生する高圧洗浄機、粉塵の発生する腐葉土等を取り扱う際にはマスクを着用しましょう。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2020年12月11日更新)