2022年04月08日

今週の注目感染症
第12週・13週
(2022年3月21日~2022年4月3日)

-新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ-
 4 月1 日から本県の警戒レベルを「感染警戒期」に切り替えたところですが、県内の新型コロナウイルス検査の陽性者数は依然として多い状況が続いています。
引き続き、不織布マスクの正しい着用やこまめな手洗い、手指消毒、定期的な換気といった基本的な感染予防対策を徹底しましょう。
発熱や咳に限らず鼻水や喉の痛み、倦怠感など、軽い風邪のような症状であっても症状のある方は必ず人との接触を避け、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」へ事前に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 RS ウイルス感染症の定点当たり報告数は、第12 週1.2 人から第13 週0.6 人と減少しました。
地域別にみると、今治保健所では多い状況が続いており、過去10 年の同時期と比較して最も多くなっています。
この疾患は、2 歳以下の乳幼児を中心に流行し、主な症状は発熱や鼻汁、咳などですが、特に6 ヶ月未満の乳児では重症化することがあります。感染予防のため、液体せっけんと流水での手洗いを励行しましょう。
 梅毒の届出が9 例(第11 週分含む)ありました。
県内の2022 年累計届出数は34 例と、過去5 年の同時期と比べ最も多くなっています。
この疾患の病原体は梅毒トレポネーマで、大部分は性行為により感染します。
検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
早期発見のため、不安のある方は県内各保健所で実施している電話相談や無料匿名検査をご利用ください。
また、梅毒に感染したと分かった場合は、周囲で感染の可能性のある方(パートナー等)にも検査を勧め、必要に応じて一緒に治療を行うことも重要です。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2022年4月8日更新)