2021年03月12日

今週の注目感染症 第8・9週 (2021年2月22日~2021年3月7日)

- 新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ -
 愛媛県内において、3 月12 日時点で報告された新型コロナウイルスの感染者は1,073 人となりました。
特別警戒期間は3 月1 日で終了しましたが、現在も「感染警戒期」は継続中です。
引き続き、『マスクの着用』『3 密の回避』『手洗い・消毒』などの感染症対策を実践するとともに感染拡大地域への不要不急の往来や出張を自粛してください。
また、これから年度替わりの時期となりますので、感染リスクが高まる『①飲酒を伴う懇親会等②大人数や長時間に及ぶ飲食③マスクなしでの会話④狭い空間での共同生活⑤居場所の切り替わり』の5 つの場面に注意し、感染予防に努めましょう。
発熱等の症状がある場合、あらかじめ、かかりつけ医等の身近な医療機関や「受診相談センター(089-909-3483)」に電話相談し、案内に従って受診してください。
詳しくは県ホームページをご確認ください。

『愛媛県ホームページ 新型コロナウイルス感染症に関する情報』
>>詳細はこちら

発生動向の概況
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は、第8 週0.5 人、第9 週0.4 人と横ばいに推移しています。
感染予防のため、外出後のうがいや手洗いを励行しましょう。

 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第8 週4.6 人から第9 週5.2 人と増加しました。
調理・食事の前、トイレの後は液体せっけんと流水で十分に手を洗いましょう。
また、患者の嘔吐物やふん便を処理する際は、使い捨てのガウン(エプロン)、手袋、マスクを着用しましょう。

 梅毒の届出が5 例(第4 週分含む)ありました。
2021 年の県内の届出数は15 例となり、感染症法が施行された1999 年以降最多となった2019 年(累計82 例)と同程度のペースで増加しています。
この疾患の原因菌は梅毒トレポネーマで、大部分は性行為により感染します。
感染予防に対する正しい知識を持つとともに、早期発見のため、不安のある方は県内各保健所で実施している電話相談や無料・匿名検査をご利用ください。
また、梅毒に感染したと分かった場合は、周囲で感染の可能性のある方(パートナー等)にも検査を勧め、必要に応じて一緒に治療を行うことも重要です。

【愛媛県感染症情報センターより参照】
(2021年3月12日更新)